ゴールデンウィークなんか要らん

明日から世間ではゴールデンウィークに突入ですね。私の友人が何人か沖縄に潜りに行きます。羨ましいような、そうでもないような。

シーサー像
一人は石垣島に行きます。楽しいだろうな。新空港がオープンしたばかりだし

羨ましい点はもちろん沖縄に行かれることと潜れること。さすがに沖縄ならもう海も暖かいはず。オリオンビールや泡盛も現地で飲むと格別美味しい気がするし、旅行者も多いので新たな出合いもありましょう。

否定的な点はもちろん「わざわざ高くて混む時期に行かなくても…」という部分。それって馬鹿げた慣習ではないかと。

例えば別の友人の会社では、ここを大型連休にするために、どこかの土曜日が振り替えの出勤日になる決まりだそうな。それって「全社員を同じタイミングで休ませてしまえ」であり「そこ以外では長く休んでくれるな」という上層部の思惑が見え隠れしますよね。そうして「高くて混むときでないと3泊以上の旅行には行かれない」という空気が作られるわけです。

もっとも工場などでは、ひとたびラインを稼働させると電気代やらがバカにならないので、従事者全員が一斉に続けて休むのが効果的なのは解ります。でも、そうじゃない事業者まで横並びのタイミングで休む必要はないはずです。

もちろん私とて休暇が不要だと言うつもりはありません。というか私も目一杯休みが欲しい方ですが、ゴールデンウィークの穴埋めのために強制的に3日間休まされるより、ゴールデンウィークはカレンダー通りでも、他のタイミングで割と自由に使える有給休暇が3日間多くなる方がよっぽどありがたいです。

以前にも書いたけど、最小限の頭数で回るように最適化された企業運営は一見効率的ですが、その煽りで誰かが就労からあぶれれば、不況が長引いたり、治安が悪くなったり、税金が上がったりする原因にもなります。働く方にしても、一人当たりの仕事量が増えて過重労働で心身を病む人も出てきましょう。

ならば、皆が一斉に休むことに必然性がない会社、職種、部署では、強引に連休を長くするようなことはせず、割と好きなタイミングで長い休暇が取れるようにしましょうよ。それで労働力が不足するなら新たな雇用でまかなうと。当然、そうしようにもできないときもあるだろうけど。

小さい子持ちだと事情も違うと思われるかもしれませんが、それも自由に休めないのが前提の価値観ですね。

そう考えると、この時期に固まっている祝祭日のいくつかは邪魔。昭和の日は必然として、こどもの日は祝日扱いでなくてもいいと思います。緑の日なんてものは最低です。憲法記念日も将来憲法が改正されれば動かしていいと思います。6月がいいかな。

ついでに言うと私は憲法改正に賛成です。どう改正するかにもよりますが。護憲などという思考停止は馬鹿げてます。

ああ、言うまでもなく「出勤はカレンダー通りだけど有給休暇も取り難い」というのは最悪です。

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