ボルテスVレガシーが公開に

1ヶ月後の10月18日(金)、『ボルテスV レガシー』が全国の映画館で公開されます。あの懐かしのロボットアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』(1977年)の実写版映画です。いやぁ懐かしい。

ボルテスVレガシーのポスター

これの何が凄いかってフィリピン映画であること(本国では映画ではなくテレビドラマだそうな)。何しろフィリピンにおけるボルテスV人気は凄まじいものがあり、ある程度の年齢のフィリピン人はみんな知っています。

よって今回のキャストもフィリピン人です。健一、大次郎、日吉の剛3兄弟はスティーブ、ロバート、リトルジョンのアームストロング3兄弟ってことになってます。字幕版は英語?それともタガログ語なのかな?

そんなわけで知り合いのフィリピン人にキャストを見てもらったら、有名な俳優揃いだそうです。

というわけで、昔のアニメがYoutubeで順次公開中なので、公開前に見とかないと。

X-MEN ’97

ディズニー+で『X-MEN ’97』の配信が始まりました。1992〜1997まで5シーズン、全76話が放送された旧アニメの続きです。今でこそマーベル=アベンジャーズのイメージが強いけど、私にとってはX-MENこそがマーベル作品の最高傑作なので長らく心待ちにしていました。

今日の時点で3話が公開済みで、毎週1話ずつ追加されていくとのこと。日本語の吹き替えはまだありません。

X-MEN '97のワンシーン
X-MEN ’97のワンシーン

以下、ネタバレを含みます。

旧アニメの最終話では公聴会にてエグゼビア教授が反ミュータント活動家のガイリックに襲われて致命傷を負い、昏睡状態となり死亡。これを受けて過激派ミュータントたちはマグニートーをリーダーに仰いで人間への戦争を決意。だだし、遠宇宙にあるシーアー帝国の先端医療ならエグゼビア教授を蘇生できるので教授の身柄はリランドラ女王に委ね、飛び去る宇宙船をX-MENとマグニートーが見送るシーンで終了します。

対して新シリーズではエグゼビア教授の遺言に従ってマグニートーがX-MENの指導者となり、ミュータントによる人間への宣戦布告はなされなかったものの、人間とミュータントの関係は相変わらず不穏な上、X-MENの面々にも変化が。

その一つがジーンの妊娠。第3話ではネイサンという男児を出産するも、このジーンはクローンだったことが発覚。しかもネイサンは現代医学では不治のウイルスに感染しており、タイムトラベラーのビショップに託されて未来に送られます。私が知る限り、この子はのちにケーブル(旧アニメにも頻繁に登場。デッドプールの映画にも)となり、そのまたクローンがストライフと名乗ることになるはずだけど、このアニメがどう展開するかは分かりません。

また、旧アニメではシニスターに洗脳されたトラウマを引きずっていたモーフが完全復活っぽい活躍ぶりを見せます。普段は変身能力を「例え突っ込み」のように使うけど、先頭においてはブロブに化けて「ゴムゴムの風船」を使ったり、ジェット機が空中分解した際にはアークエンジェルに姿を変えて空を飛ぶ優秀さ。スーパーパワーは模倣できずとも肉体の特性は再現できるようで。モーフの変身シーンは新シリーズの見せ場になりそうです。

他にも第一話から登場する褐色肌の裕福な青年ロベルトはサンスポットですね。映画『X-MEN:フューチャー&パスト』にも出てた太陽エネルギーでパワーアップするというミュータントの。

それとニヤッとしてしまうのがオープニング。旧アニメに忠実なリメイクだけど、ところどころキャラクターが新シリーズ向けに差し代わっています。

旧X-MENアニメのオープニングのワンシーン

旧アニメだとX-MEN側はサイクロップス、ウルヴァリン、ローグ、ガンビット、ストーム、ジュビリーの6名。対してヴィラン側はアバランチ、セイバートゥース、ミスティーク、パイロ、誰?、サンダーバード、ジャガーノートの7名。

X-MEN '97のオープニングのワンシーン

新シリーズではX-MEN側はサイクロップス、ウルヴァリン、ローグ、ガンビット、ストーム、ジーン、ジュビリーの7名。ヴィラン側はアバランチ、セイバートゥース、ミスティーク、ホワイトクイーン、パイロ、ジャガーノートの7名。

そんな感じで、現時点での私の感想は「大満足」です。

デューン 砂の惑星 PART2の感想

ずっと楽しみにしていた『デューン 砂の惑星 PART2』が公開されたので観てきました。

以下、ネタバレなので気になる人は読まないでください。

デューン 砂の惑星 PART2

私の感想は「これでいいのか?」です。何だろう、満足感はあまりなかったなぁと。どうりでシネコン内の割り当てが中規模スクリーンだったわけだ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はPART 3も作りたいと言ってたけど、どうだろうな。これ、大ヒットはしなさそうだもの。三部作は三作目がコケるのが定番なのだけど。

私の不満点、まず暗い映像の場面が多いこと。ブレードランナーも前作もそうだったし、いかにもヴィルヌーヴの映像なのだけど、眠気を誘われるのですよね。

次にナビゲーターが登場しなかったこと。元は人間だったもののメランジの大量摂取によって異形のミュータントと化し、引き換えに宇宙船の恒星間航行を可能にする超能力を授かったナビゲーターは、サンドワームに次ぐ本作のマスコットキャラクター(?)なのに。ヴィルヌーヴの趣味には合わなかったのかな。そのためか何故メランジが全宇宙で最重要物資とされているかの言及もなく、大航海時代の胡椒みたいな嗜好品扱いになっているような。

同じく、アリアも産まれて来ず、成長した姿が予知夢のようなヴィジョンで登場しただけ。胎児の段階ですでにベネ・ゲセリットの叡智を発揮するアリアは、母の口を通じて意思を伝えるのみで味気ない。

他にも、声を破壊力に変えて発射する兵器も出てきませんでした。あれがポール率いるフレメンの戦い方だと思っていたのだけど。

そして極め付けの「これ、要るか?」と思ったのがポールの血筋。実は母のジェシカが宿敵ウラジーミル・ハルコンネン男爵の娘だったという。でも、そもそもジェシカがベネ・ゲセリット結社から娘を産むよう指令を受けていたのは、ハルコンネン家に嫁がせて両家を和睦させ、コントロールしようという計画だったんじゃないかと。その設定がまるっきり崩れてしまいます。原作でもそうだったっけ?

そんな感じで、なんか期待していたのと大きく違ったのですよね。私が原作小説を読んだのは何十年も前であまり覚えていないし、原作と違うからどうこうと言うつもりはないのだけど、何というか、SFっぽい展開を削って原始宗教風の人間ドラマに振り切っているような。

それで思い当たるのは私がSF好きながらスターウォーズシリーズが苦手なこと。あちらもSF的な舞台装置たっぷりなのに、どこか歴史ドキュメンタリーみたいで眠くなってしまいます。ヴィルヌーヴ版のDUNEも人間社会の営みや関わり合いに強くフォーカスした救世主物語然としているため、個人的には何だか物足りなさを感じてしまったんじゃないかと。

でももまあ、音声兵器は登場しなけど水遁の術ならぬ砂遁の術で砂に身を潜めて敵を迎え撃つ忍者風ゲリラバトルは見応えがあるし、何世紀にも渡り救世主の降臨を待ち望む信仰心が篤い民族の営みや団結、蜂起への道のり、ポールのカウンターパートであるフェイド=ラウサ・ハルコンネンの異常性などは丁寧に描かれているので、奇抜なSF要素よりもヒューマンドキュメンタリー、あるいは宗教の始まりの物語が好きなら楽しめるのかも。そういう人が多ければ本作もヒットして三作目にも繋がるでしょう。ハリウッドは弾切れっぽいし。

実はこの日、Youtubeに上がっている「Lynch’s DUNE The ultimate workprint」 リンチ版「砂の惑星/デューン」を予習がてら観てから行きました。

かつてのリンチ版、尺の都合でプロデューサーにカットしまくられて興行的には失敗したけど、このバージョンは未公開シーンを足して、より完成形を目指したもの。おかげでストーリーを把握しやすくなっています。もちろんナビゲーターもアリアも、リンチ自身も出てくるし、リンチ監督特有の悪趣味さもたっぷりで見ごたえあり。ちなみに私が犬のパグを始めて見たのがこの映画でした。

最後にヴィルヌーヴ版、ジョシュ・ブローリンが演じるガーニー・ハレックが演奏していた楽器の音色は、リンチ版でパトリック・スチュワート(ピカード艦長になる前の)が奏でていたものと似ています。トリビュートかな。

ゴールデンカムイ実写版

ゴールデンカムイ、実写映画の続きがWOWOWドラマになることが発表されました

ゴールデンカムイ実写版北海道刺青囚人争奪編

撮影は映画版と同時に行われていたようです。どうりで映画の最後にこれから登場するキャラクターのチラ見せシーンがあったわけだ。

ということは漫画原作のエピソードをかいつまんで映画を連作するのではなく、各エピソードを配信ドラマとして展開し、最高に盛り上がる場面だけまた劇場映画にするのではないかと。おそらく網走刑務所突入のあたりを。そしてその後の樺太編はまたWOWOWドラマになるのかも。

何しろ映画1作目は見事な出来栄えだったし、このWOWOWドラマも見逃せません。

なお、WOWOWにはスタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールドもあるので、ゴールデンカムイの話数が揃ってきたら、WOWOWオンラインに加入しようと思います。秋まで待ち遠しいなぁ。

ちなみにスタートレック、新スタートレック、ディープスペース9、ヴォイジャー、エンタープライズ、ディスカバリーはU-NEXTで配信されています。ほんでもってスタートレック:ローワーデッキはAmazon Primeビデオ。どこか一つのサービスにまとめて欲しいよなぁ。

Disney+の字幕問題

Disney+で不満が多いのが字幕が大きすぎるというもの。先日も博多華丸さんか大吉さんのどちらかが、たまむすびの番組内で話していましたよね。

でも、これ設定で変えられます。

DIsney+の字幕(デフォルト)
デフォルト状態。字幕がこんなに大きいとゲンナリしますよね

私がよく使っているAppleTVの場合、以前はアプリ内で設定を変える方式だったけど、今ではAppleTVの「設定」アプリから変更する方式に変わっていますね。

「設定」アプリを起動して、まずは「アクセシビリティ」を選択。

AppleTVの「設定」アプリの起動画面

次に「標準字幕とバリアフリー字幕」を選びます。

AppleTVの「設定」アプリで「アクセシビリティ」を選んだ画面

さらに「スタイル」を選択。

AppleTVの「設定」アプリで「標準字幕とバリアフリー字幕」を選んだ画面

「スタイルを編集」を選択。

「新規スタイル」を選択。

AppleTVの「設定」アプリで「スタイルを編集」を選んだ画面

するとスタイルに名前をつけたり、フォント、文字サイズ、色などを選べます。

AppleTVの「設定」アプリで「新規スタイル」を選んだ画面

文字サイズを「中」、背景の不透明度を0%、テキストエッジスタイルを「ドロップシャドウ」に設定した場合の画面がこちら。

DIsney+の字幕(中)
文字サイズ中。これぐらいがちょうどいいかな

ちなみに文字サイズを「小」にするとこんな感じ。

DIsney+の字幕(小)
文字サイズ小。こうなると読みづらくなります

さて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(Guardians of the Galaxy)、面白いですよね。今回のホリデースペシャルも最高でした。特にドラックスが。

それとクリスマスの歌も秀逸。「サンタはスーパーパワーの持ち主で、全世帯を14時間以内で周る」とか。

マーベル映画、エンドゲーム以降はもうお腹いっぱいって感じだけど、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのシリーズだけは無条件に楽しめそうです。