最近、amazon prime videoオリジナルの『インビンシブル〜無敵のヒーロー〜』を見初めました。インビンシブル(Invincible)は「見えない(Invisible)」ではなく「無敵」を意味する英語ですね。
今のところ第五シーズンまで配信されています。
以下、ネタバレを含む感想です。

これ、スーパーマン+マーベル作品群+ドラゴンボールみたいなアニメ。それでいてスプラッター演出満載の。放送はできないでしょう。
メインキャラクター
さて、本作の主人公はマーク・グレイソンという17歳の米国の白人青年。父親譲りのスーパーパワー保持者です。「インビンシブル」のヒーロー名を名乗り、基本的に正義の側で敵と戦います。ただし、戦闘技術は未熟で、かなり苦戦したり、敗退することも。
対してマークの父親のノーラン(オムニ-マン:直訳は「全能男」)はビルトラム星からやってきた異星人。生身で空を飛べ、体力や回復力は地球の超人をはるかに凌駕します。宇宙空間でも活動でき、スーパーマンやキャプテン・マーベルそのもの。かつマークとの関係性は悟空と悟飯の親子オマージュ的な設定ですね。それでいてマークの敵になったりもするところはベジータ的かな。

他、どこかで見たようなスーパーヒーローが多数登場します。各キャラクターのモデルは以下。
- アトム・イブ(マークの同級生):物質を変換し、操作・再構成できる魔女。エネルギーを放出して空も飛べる。X-MEN的にはスカーレットウィッチ、あるいはジーン・グレイかな。

- レックス・プロード:物質を爆発物に変えて投げるガンビット。
- デュプリ・ケイト(同じ力を持つ弟はマルチ・ポウル):何体にも分身を出せるマルチプルマン。
- ロボット:テクノロジーを集結したパワードスーツでアイアンマン。
- モンスターガール:緑の肌の怪力巨人に変身できるハルク。ただし、変身が若返りを伴う。
- イモータル:殺されても復活する髭親父はウルヴァリン。空も飛べるけど。
- セシル・ステッドマン:テレポートができるナイトクロウラー。非戦闘員の指揮官。
また、バットマンやスパイダーマン&ドック・オックのオマージュキャラもカメオ的に登場します。
それから一つ目でオレンジ色の肌を保つ異星人のアレンはさながらピッコロのような立ち位置のキャラクターですね。

さらにはオムニマンが地球に来た目的が地球征服の使命を帯びてというのもドラゴンボールそのまま。ビルトロマイト(ビルトラム星人)は少人数で絶滅に瀕した戦闘民族だし。ちなみにオムニマンのマントは宇宙空間でもはためきます。
残虐シーン
このアニメ、やたらと残虐なシーンが登場します。血しぶきが飛ぶだけでなく、誰かが両目を潰されたり、手足が折られて骨が飛び出したり、胴体を引き裂かれて内臓が垂れ下がったり。
しかもヒーローやヴィランだけでなく民間人が巻き添えになるのですよね。ドラゴンボールのようにバトルが人里離れた場所に移動(鳥山明氏が背景を描きたくなかったからとも言われる)して行われることはなく、街中で展開されます。
作品の特色としての演出なんだろうけど、
ビルトラン帝国の崩壊とその後
第五シーズン最終話、対立するマークやノーラン達と死闘の末に母星を失い、残り37名となったビルトロマイトたちは、密かに地球に落ち延び、人間に紛れて子孫を増やす決断をしました。地球人との間に子供を作れ、スーパーパワーも遺伝することはマークの存在が証明しています。彼らは「地球を破壊しない。守りもしない」のだと。そうして勢力の再拡大を待つのだそうな。何しろ数千年もの寿命があるもんな。
その一方で、かつてビルトロマイトの人口を激減させた致死性のウイルスが再び使われそうな動きもあります。第六シーズンではそれにまつわるインビンシブルらの葛藤が描かれるのでしょう。
というわけで、自分としてはこの作品が面白いのか判断しかねていたのだけど、続きが気になるのだから、そう思わせるだけの魅力はありますね。







