AppleがSONYを買収するわけがなかろう

AppleがSONYを買収するかもという憶測報道を受け、26日のSONYの株価は一時3%近く上昇したそうです。確かにAppleには潤沢なキャッシュフローがあって世界中の企業を物色しているでしょうけども、今のSONYがジョブズの眼鏡に適うかというと…。

かつてSONYはAV界の主役でテレビなりWalkmanなりで一世を風靡しました。少し後の時代もPS/PS2や映画部門(スパイダーマンなど)で市場の牽引役だったと思います。でも今日のSONY(というか、国内の電気メーカーすべて)はもはや黄昏時を迎えているような…。

たとえばこちらを見渡しても、果たしてAppleの食指が動く製品がどれだけあるものか。まあ、個々の開発部門単位で切り売りされるのであれば、ぜひとも買いたいところがあるかもしれませんが。例えばここにきてカメラ部門は元気ですよね。Cyber-shot HX5VやαNEXはベストセラー機になりましたし、α55もエントリ機ながら斬新なアイディアを具現化するなどして元気です。

いまだにα55よりもNEX-5の方が売れているのには驚くのですが、それだけ基本性能より軽さや小ささを重視する人が多いのでしょうね。

でも、やっぱりSONYを買うとは思えません。Appleは大胆に見えてもその実冒険はしませんので(というか、よくも悪くもジョブズの美観にそぐわないことはしないという…)。Appleの今のポジションからしてそんなことに大金を費やすより世界の要所に巨大データセンターを設置してiTunesを半クラウドモデルに移行させるなんてことを目指すのではないかと思います。

これが「SAMSUNGがSONYを買収」って話ならと私も浮き足立つのですがね。

αNEX-5用ハウジングのおさらい

9月前半に発売されていれば私も買っていたであろうαNEX-5用ハウジングの情報が出そろってきたので、ここいらでまとめておきます。 Seatoolは特に目新しい情報無し。 Seatool NEX-5用ハウジング サイトの記載も以前から変わっていませんね。撮影サンプルもコンデジと代わり映えしない写真ばかりの様な…。 何というか、こちらのメーカーはハウジングの入手を急ぐ場合と、他社からハウジングが出そうにない時には頼りになりますが、それ以外の場合はちょっと…。 次にACQUAPAZZA。ギャラリーページに一通りの写真が掲載されています。今気付いたのですが、このハウジングにはアクセサリシューがありませんね。まあ、ポールを立てるためのベースがあるので良しとするか。 ACQUAPAZZA NEX-5用ハウジング 興味深いのはαレンズ用のポート。

ACQUAPAZZA NEX-5用ハウジング(50mm)
50mmレンズ用
ACQUAPAZZA NEX-5用ハウジング(100mm)
100mmレンズ用

長っ。これだとバランスが…。まあ、それだけカメラ本体が小さいということなのでしょう。 でも、撮影サンプルにはなかなか良い感じの写真を載せていると思います。クマドリカエルアンコウは後ろ姿ですが、拡大すると肌の質感まで見て取れます。ピグミーシーホースも、私もこんな感じで撮ってみたいと思わせるものでした。 なお、製品の情報はメーカーよりもこちらこちらといった販売店のページの方が情報を拾いやすいかも知れません。 そしてNauticam。10月26日発売だそうです。当初7月とされていたので3ヶ月遅れですか。

Nauticam NEX-5用ハウジング

Nauticam NEX-5用ハウジング with Nikonos発売時期とオプションのラインナップが出そろった以外、特に目新しいニュースはありません。それにこんな写真(→)を見せられると、何だかガッカリしてしまいます。別にニコノスレンズが悪いわけではないものの、今となっては未使用品などは入手不可能に近いわけで、いくら専用のレンズが2種類しかないといっても、これを引っ張り出してこられてもなぁと。メーカーサイトの撮影サンプルも、あまりグッとくるものはありませんし…。 でも、来年あたりEマウント用のマクロレンズが発売され、対応レンズポートを用意したら、また評価は変わってくるかも知れません。 最後にAcuatica。こちらはカナダのメーカーのようです。日本にはまだ製品が入ってきていないのではないでしょうか。 Acuatica NEX-5用ハウジング(前面) Acuatica NEX-5用ハウジング(背面) 水深300フィート(約90m)まで大丈夫とのことですし、売価は$1,349(約11万円)とお安め。まだ10月15日に発表されたばかりでCAD画像の状態な上、レンズポートやオプションなどの情報が乏しいのですが、興味深く見守ってみたいと思います。

◆ ◆ ◆

さて、新たなファームウェアによってNEX-5でもAマウントレンズでAFが利くようになりましたが、その動作は遅いとの評判です。ならば、やはりこの機種はパス。欲しいタイミングで買えないとこうなっちゃいますよね。

で、私は一眼レフ系の水中カメラセットを買う気はあるものの購入候補がなくなってしまったのですが、来月17日からラスベガスで開催されるDEMAショーで何らかの新着情報が得られるのではないかと期待しています。どうやらAauaticaのハウジングも展示されるようですし。

できればα55用のハウジングをNauticam社が発売してほしいのですが、果たして定番のNiconよりもSonyの入門機を優先させるかどうか。直近のハウジングがCanon Eos KISS X4、Sony αNEX-5とローエンドを狙ったかと思えば、PHASE ONE 645DFなる超マニアックなカメラにも手を出していますし…。

水中カメラとしてのα55

α55

私は購入予定だったSONY αNEX-5は止めてα55を水中で使ってみたいと思っています。そして価格.comのこちらに面白いスレッドが立っていました。

水中に持ち込んでみようかと!

水中カメラとしてのα55の適性に関して、ここではおおむね否定的ですね。鉄板、定番な感じのCanon or Niconを差し置いて敢えてSONYの、しかもこの機種を選ぶ必然性が見当たらないと。ごもっとも。

でも、なんだ。スレ主さんはプロとのことですし、書き込んだ人にも含蓄をお持ちの方が多いようですが、私は単なるレジャーダイバーで写真も素人。水中カメラをホビーの道具と考えると、楽しめれば良いのですよね。そもそもカメラは光学的な機械なので、陸上で使えるものが水中でまったく使えないはずもありませんし。

それに私はプロでもお金持ちでもないので水中専用に高価なカメラセットを用意することができません。ならば陸上でも使うカメラを水中でも使用したいと思うのが人情。もちろん撮影対象やレンズによって得手不得手はあるでしょうが、たとえ最高クラスの撮影品質が得られずとも身の丈にあった機種選定で一向に構わんだろうと。それにα55のあの小振りなサイズもなかなかのメリットです。

そしてほら、世の中の水中一眼カメラはほとんどがCanon or Niconで占められているわけですから、毛色の違うものの方が面白みがあろうというもの。やりすぎな冒険は失敗するかも知れませんが…。

とは言え「オーダーメイドのハウジングを作らせてまで…」とは思います。今のところα55向けにハウジングの発売をアナウンスしているのはSeatoolのみ。このSeatoolは何にでも食いつくダボハゼみたいな(失礼!)意欲的なメーカーで、水中での適性とかとは無関係に出してくるところがあるので、飛びつくのは少々不安なのですよね…。機種ごとに撮影サンプルもサイトに載せるような別のハウジングメーカーも参入を表明したなら、購入を前向きに考えるという感じがいいのかもしれません。

AQCUAPAZZA APSO-NEX5の最新情報

AQCUAPAZZA APSO-NEX5の最新情報が更新されました。

AQCUAPAZZA APSO-NEX5

撮影サンプルのマクロ写真は悪くない感じですが、Nauticam同様、レンズには苦心しているようで、パンケーキレンズの写真はなく、α用の50mm/100mmマクロを使えるようにしてあります。でも、現状マウントアダプタを介してαレンズをNEXで使う場合、オートフォーカスが利かないのですよね。

と思っていたら、フォトキナ2010でファームウェアアップデートの案内がなされ、近々、NEXでαレンズ使用時にオートフォーカスが利くようになるのだそうです。そういえば、以前から先々そうなるはずと言われていたような…。

だとすると、NEXの弱点だったレンズのバリエーションも増えます。水中で使って有効なものは限られますが、α用マクロレンズはポッカリ空いていたポジションを埋めるものです。それにαレンズでAFが使えるなら、シグマレンズでもOKなのではないかと。ならば選択肢はもっと広がります。水中で使うならレンズポートの問題はありますが…。

いや、でもなぁ。α55とLUMIX GH2の発売情報を見てしまうと、自身のニーズ(スキル不足を補ってくれそうな)にNEXシリーズは合致してないと思うのですよね…。

動画に見るAppleとSONYの差

先日、ダイビング仲間の一人が月末からラパスに行くということで、長旅対策としてPSPに動画類を入れてくれるよう頼まれました。PSPのバッテリがどれだけ持つのかは別として、動画のリッピングは私も普段iPhone向けによくやっているので「連休中に終わらせるから」と気軽に承諾。PSP本体と地デジなどの録画DVDを預かりました。

まずはDVDの録画データをMacに落とすためにCPRM対応のDVDプレイヤーからHDDレコーダにダビング。実時間を費やしてのデジタル→アナログ→デジタルのデータ変換はナンセンスですが、他に方法を知らないのでしかたがありません。

次にHDDレコーダからDVD+RWにダビング。さらにDVD+RWをMacに挿入してHandbrakeで.M4Vファイルに変換。ちなみにこの作業、昨年iMacをCore 2 duo搭載機→Core i5機に買い替えた際、64bit化も手伝って所要時間が約1/5~1/10と劇的に短縮されました。快適、快適。

さて、ここからが苦労したところ。PSPの仕様を調べてみると解像度が480×272でMP4の視聴が可能だそうで。なんでも、メモリースティック下の「MP_ROOT/100MNV01」というフォルダに「M4V0****.MP4」といった命名規則に則ってファイルを格納せよとのこと。しかもサムネイル用の「M4V0****.THM」なるファイルも要るような要らないような。取り合えずaltShiivaというユーティリティを探してきて変換を掛けてみます。でき上がったファイル2個をメモリースティックの所定のフォルダに格納し、PSPに挿してみるものの「破損データ」との表示が。「.mp4」という小文字の拡張子が悪かったのかと「.MP4」に直して試みるも状況変わらず。

Mac環境での作業と相性が悪いのかと思い、滅多に使わない低速のPC(Celeron、Windows XP)に久々に電源を入れ、携帯動画変換君で変換。処理の進み具合の遅さに閉口しつつ、ああWindowsを買っておけば、iMacのCore i5環境でキビキビ動いたんだよなぁ。でもDSP版でも売価がSnowLeopardの5倍だし…」などと思いながら処理が終わるのを待ちました。変換が無事完了し、メモリースティックに移してPSPで見ると、やはり「破損データ」。何が違うのか、どこを直せば良いのか皆目見当がつきません。

改めてネットを検索してみると「VIDEOフォルダに入れるだけ」なる記述を発見。なんのことはない、新しいファームウェアをPSPに適用すれば、100MNV01だのM4V0****.MP4だのといったファイル管理のルールが緩和され、再生可能な形式も増えるのだそうで。なるほど、こちらの方法は楽です。Macでお馴染みの.movファイルや480×272を超えるものは無理でしたが、.m4vなどPSPに適用する動画ファイルであればファイル名に配慮する必要もなく普通に再生できるようになりますね。

でもまあ、この最新ファームウェアが提供されるまで、動画を見たいユーザはデリケートなファイル管理を強いられていたってことですよね。なんだかなぁ。調べてみるとPSPが発売されたのは2004年。既にiPod & iTunesが隆盛を誇っていた時です。音楽でも動画でもとにかくiTunesに放り込んで同期させるだけというiPodの快適さは認識していたはずなのに…。

もちろんiPodとは違ってPSPは単体でも使えるように設計されたデバイスなわけですが、もともとメディアプレイヤーの用途も想定されていたのですし、ユーザがどうやって音楽や動画を用意するかを考えれば自ずと答えは出たはずです。実際、出来の善し悪しはともかく近年のWalkmanにはSonicGateなりx-アプリが付属していたのですし。結局SONYも事業縦割りで、かつソフトウエアの真価、重要性、緊急性、重点投入箇所を理解できていなかったのでしょうかね。

何と言うか、「この後もSONYはAppleの後塵を拝しつづけるんだろうなあ…」と思う一件でした。