ゾンビランドサガ

私は知らないアニメの類はなるべく見ないことにしています。続きが気になると面倒だから。でも、時には何かの拍子に見かけてしまい全話を見ずにはいられなくなることがあります。今回は『ゾンビランドサガ』です。2018年の作品らしいから3、4年遅れですね。続編のゾンビランドサガリベンジが去年の放送か。

ゾンビランドサガのロゴ

ちなみに初見は第5話のガタリンピックのワンシーンでした。それがゾンビランドサガだとは知らず「なんで有明海のローカルイベントをわざわざアニメにしているのか…」と不思議に思ったのを覚えています。で、後日Amazon Prime Videoでそれっぽいこの作品を見つけて見てみたらハマってしまって。

何しろ「ゾンビ女子7人がアイドル活動を通じて佐賀を救う」というぶっ飛んだ設定を始め、個性溢れるキャラクターの面々、秀逸な楽曲、そして佐賀のご当地ネタの数々。よくもまあ佐賀縛りでこれだけの話を展開させたもんだと感心しきりです。しかも、練りに練られてしっかり組み立てられていますよね。愉快なコメディでありながら時折泣かせてくれるし、何から何まで完成度が高いです。

それに私も実家が佐賀にあるので親近感が湧きます。残念ながら佐賀の最東端、ほぼ福岡経済圏なので作品には登場していないけど、割と近い鳥栖の駅前不動産スタジアムが出てきますね。

でも、先月2年弱ぶりに帰省した際は、ゾンビランドサガの痕跡はどこにも見かけませんでした。もっと佐賀中のあちこちでアピールしていることを期待していたのだけど。よってフランシュシュはまだまだ佐賀をこれっぽっちも救ってはいませんね。放送期間の直後とか、唐津や佐賀市内とかに行けば何かしら見られたのかもな

以下はゾンビランドサガで私が好きな点などを。

生き生きしたゾンビたち

佐賀の化身らしき徐福(佐賀に伝承がある)の超常的な力で蘇ったとされるフランシュシュの面々が死んでいながら実に生き生きと描かれています。彼女らはしっかり寝食をとっているけど、そこはゾンビ。どうやら寒さと痛みは感じず、大ダメージを受けても意に介さず、体の一部が分離しても位置を戻せば治るようですね。

巽の作戦会議

陰鬱な地下室、檻の前にパイプ椅子を並べて毎回コントのような作戦会議が行われます。当初、巽の台詞がよく聞き取れず好きではなかったけど、見返しているうちにハマってきました。例えば、佐賀の人口を訊かれた巽の返事が「少なめ…」とか。

楽曲

作中では巽が作っていることになっている楽曲の数々はお見事。多くの曲の歌詞はゾンビらしく生死に関わる内容だったりします。しかも巽が「よか、よか、よかったい」と仮歌詞を歌いながら作曲しているのが何とも。

あと、ボーカルが6人いるのもフランシュシュの強みですね。ハモりは少ないけど代わる代わる畳み掛ける高度な曲進行を可能にしているし、普段は控えめな性格の4号純子の歌声が最も力強いってのもいいギャップを作り出しています。

ステージパフォーマンス

これまたお見事。カメラアングルやらキャラクターの動きからして、実際に踊っているダンサー達をモーションキャプチャで3D撮影して2Dアニメにしているのかな。

それにしても今時の声優さんたちは大変ですね。現実のライブイベントでは実際にあんな感じの衣装を着て、10代の女の子のように歌って踊ることを求められるのだから。まあ、オーディションで選ばれて納得づくなんだろうけど。

伝説の山田たえ

メンバーでただ一人、自我が目覚め切れていない0号山田たえは天然かつ天才肌。言葉を話さず、物事をどこまで理解しているのかも不明だけど、それでいてプロ級の見事なドラム演奏を見せてくれます。そして無類の勝負強さも。彼女がフランシュシュを非凡なアイドルグループにしています。

指からビーム

感電した状態で『目覚めReturner』を歌うとサビのところでフランシュシュ全員の人差し指からビームのような光が放出されるのが最高です。

他にも電気ポケモンみたいな放出技が出るし、こればっかりは最強のアイアンフリルにも真似できない芸当です。

クリフハンガー

ゾンビランドサガリベンジのラスト、悲願の駅前不動産スタジアムでのチャリティライブコンサートを成功させ「フランシュシュの挑戦は続く」的な大団円で物語が終わるパターンかと思いきや、エンディング曲明けにインディペンデンスデイを彷彿させる巨大宇宙船からの地上攻撃らしきシーンが差し込まれています。後日、映画化が発表されてたし、フランシュシュが異星人による侵略から佐賀を救う話になるのかな?彼女らはもう死なないもんな。

でも、映画で完結しないでほしいです。できればシーズン8ぐらいまでテレビシリーズが続いてほしいなと。

佐賀の描写

ゾンビランドサガリベンジでは明治時代の初め、佐賀の乱の失敗で没落して名前を失った佐賀の様子が5号ゆうぎりの生前の過去として描かれています。

今日、佐賀が一際地味な県であるところは万人が知るところだけど、幕末から明治維新の初めの頃は肥前藩(佐賀藩、鍋島藩とも)として薩長土肥の一角に名を連ねる雄藩だったのですよね。まあ、佐賀が強かったのは長崎のマネジメントを担っていて西洋の事情に先んじていたからだろうけど。

そんなわけで、伝説の花魁ゆうぎりを身請けした「日比谷の旦那」が佐賀出身だったのも、ゆうぎりがやはり佐賀出身の大隈重信らに嘆願の手紙を送っていたのも納得です。ちなみに幕末の福岡は破産寸前だったかと。

一つ弁明すると、あの頃消滅した県は佐賀だけではないのですよね。廃藩置県では当初305もの県が設置され、以来あちこち統廃合がなされたわけだから。
ゾンビランドサガ フランシュシュ The Best

アマゾンのストアバッヂ

キングダムの顔抜きパネル

先日帰省したら、JR基山駅にキングダムの顔抜きパネルが置いてありました。

JR基山駅のキングダムの顔抜きパネル
あなたも尾平になれます

2年ぐらい前だったか街の新図書館のオープニング時にも原泰久さんが来場していたらしいですね。

なお、基山出身の有名人というと、他にもどぶろっくやカープの長野選手がいます。

紫駅?

福岡県の私鉄、西鉄にいつのまにか新しい駅ができていますね。Googleマップで見つけました。紫駅ですか。2010年には開業していたのか。知らなかった。

西鉄のロゴ

JR鹿児島本線の二日市駅から徒歩5〜6分って感じのようで。これは便利だ。

西鉄紫駅
Wikipediaより

というのも私の実家があるのは佐賀県の基山町(どうやら人気漫画『キングダム』作者の原泰久さんの出身地らしい。昔すれ違ってたかも)。最寄り駅はJR&甘木鉄道の基山で主な生活圏は福岡県。博多や福岡空港の方が佐賀や佐賀空港よりも断然近いので。

そして天神方面に出る際、かつてはJRの二日市から西鉄の二日市まで12分ほど歩いていたのですよね。それが紫なら半分になります。

いや、改めてGoogleマップを確認するとJRの天拝山と西鉄の朝倉街道も同じぐらいに近いですね。天拝山も私が彼の地にいた頃にはまだ無かったのだけど。

悩ましいのはJR二日市は急行停車駅だけど西鉄の紫は各停のみで、逆に西鉄の朝倉街道には急行が止まるけどJRの天拝山は各停のみという点。まあ西鉄の方が電車の本数が多い(※1)ので、JR二日市&西鉄紫を使う方が有利でしょうね。

※1
JR鹿児島本線は特急も同じ線路を走るので各停の駅には日中は1時間に2〜4本しか電車が止まらないけど、急行停車駅なら7〜8本止まります。特急と急行の隙間を縫って各停電車が走る感じです。その点、西鉄は各停電車の本数も多いです。

もっとも、目的地が天神なら博多から地下鉄でも構わないのだけど、西鉄薬院とかに行くなら手前で西鉄に乗り換えたいところだし。

ちなみに現在は神奈川県在住で、たまにしか帰省しない私が何でこんなことを気にしているかというと、あと数年もすれば東京圏の生活環境は目に見えて悪くなりそうだから。一極集中で地方から労働者を集めた副作用で、この先は後期高齢者が桁違いに増えてしまうのが理由で。介護難民や介護離職者、介護放置される老人が増えたりして。だったら福岡都市圏に身を置く方が快適に暮らせるかもしれないなと。東京圏に労働者を送り出した側の地方では、そろそろ高齢化のピークを過ぎるし。