ピグミーからジンベエまで

海の最終日にしてようやく晴れダイブ。一本目は「ゴーストタウン」なるポイント。ミミックオクトパス狙いの泥地ダイブです。

なるほど、ゴーストタウンというだけあって、一見殺風景な泥の海底が広がっています。でも、よくよくみるとハゼの類いがわんさか。ハゼ好きには天国ですね。

ゴーストタウンのハゼ

後から聞いたら、ゴーストタウンという名前は、以前ゴーストパイプフィッシュ(ニシキフウライウオ)がたくさん居たので付けられたのだとか。

残念ながら目当てのミミックは見つかりませんでした。 二本目の狙い目はピグミーシーホース。こちらはガイドがあっさり見つけてくれました。イエローもピンクも両方。ここでは、比較的よく取れた方の一枚を。

ピグミーシーホース1
ピントが…

三本目は実に単調なダイビング。さして目ぼしい被写体も見つけられず。60分が経過し、ああ残念だったなぁと思っていたところ、ガイドがタンクを激しく鳴らします。見ると6m大のジンベエが。

残念なことに水面付近から眺めることになっちゃいましたが、2本で切り上げた仲間は見れていないわけで、まあラッキーな部類でしょう。

サウスレイテ、侮れません。何の変哲もないコーラル系のウォールダイブで平然とジンベエが出没するのですから。

サウスレイテのゴーストパイプフィッシュ

この日は終日雨天、良いコンディションではなかったので私にとっては珍しく午前の2ダイブで切り上げ。目ぼしい収穫もなかったので昨日の写真を。

クマドリカエルアンコウのどアップ。

クマドリカエルアンコウ

そしてナイトダイブのニシキフウライウオ。いっしょに潜った外人さん(いわゆる西洋人の方)はこれが好きらしく、大喜びでした。

ゴーストパイプフィッシュ

Sea & Sea LEDライトの詳細

SOLA PHOTO 600
SOLA PHOTO 500

先月のダイブビズショーで展示されていたSea & Sea LEDライト4機種の詳細が判明しました。しかも来週発売とのこと。 4機種に共通なのは、長さが約10cmで充電式。完全密閉型なので充電時も外から充電プラグを差し込むだけの親切仕様。昔からライトが水没したという話はよく聞きますしね。 さて、簡単に紹介。

SOLA PHOTO 500は最もシンプルな機種。写真撮影の補助光用。最大500ルーメン、照射角60°なのでINON LE550-S+ W50°フィルター・LEの組み合わせと同程度でしょうか。42,000円とこの明るさのライトとしては高価ですが、光量を3段階で切り替えられます。撮影用のライトというとどうしても大光量の方に目を取られがちですが、ウミウシやカエルアンコウなど、ひたすら寄れる被写体のときに弱められるのはメリットですね。

SOLA PHOTO 600
SOLA PHOTO 600
SOLA DIVE 600
SOLA DIVE 600

同じくSOLA PHOTO 600は写真撮影用。最大670ルーメン。赤色光機能付き。63,000円。

SOLA DIVE 600はビデオ撮影用。照射角はワイド(60°、670ルーメン)とスポット(17°、500ルーメン)で切り替え可能。65,100円。ちなみに写真はハンドストラップ仕様時のもの。確かに手首や手の甲に装着できれば便利です。

SOLA DIVE 1200
SOLA VIDEO 1200

SOLA DIVE 1200もビデオ撮影用。最大1200ルーメン。73,500円。 で、私の評価。率直に言うと、充電式なので1日3ダイブ以上潜って撮りまくるようなケースには不向き。でも逆にスローペースで潜って時おり撮影を楽しむようなスタイルなら、水没の恐れや乾電池の用意も要らず、恩恵を受けられそうです。

SONY α55の水中利用はあきらめよう

私は来春の水中デジ一デビューを画策するにあたって、Nikon D7000を機種選択の第一候補に挙げつつも、より小振りなSONY α55に未練があったのですが、ここに来て思いを断ちきりました。理由は純正マクロレンズの仕様です。

αマクロレンズ

SONYのα用マクロレンズはインナーフォーカスではないのですね。知りませんでした。つまり、水中ハウジングに入れて使うとなると、伸び切ったときの長さに合わせた冗長なレンズポートが必要になり、ポートの径次第では撮像の四隅がケラレるのではないかと。実機で試してないので正確なことは解りませんが。かといってマクロ撮影なのにドーム型や極太のレンズポートというのも…。

もっともαはボディ内手ブレ補正機能搭載なので、シグマのマクロレンズ(インナーフォーカスで全長が変わらない)を使うといった方法はあります。でも、ハウジングが現時点ではIKELITE製(日本では入手しづらい)しかないみたいですし、わざわざオーダーメイドってのも。

いや、そもそもSONYのαが水中撮影ではあまり使われてこなかった理由の一つが、こういったレンズの仕様だったのかなと。もちろんNikon&Canonにシェアで大きく水を空けられていた点が最大理由なのでしょうが。

ならば、香港の新鋭ハウジングメーカーNauticam(ノーティカム)がαNEX-5用ハウジングは開発したのにα55用をスキップしてPanasonic LUMIX GH2用を作ろうとしているのも頷けるというものです。つまり、NEXではないαシリーズはお世辞にも水中撮影用に向いているとは言えないという判断が働いたのだと。

まあ、そこそこの性能のマクロレンズさえあれば、私はNEX-5でも良いと思っています。でも、NEX用のマクロレンズは漠然と来年発売がアナウンスされているものの、どの距離になるのかは不明です。1本しか出ないのであれば、おそらく無難な60mm(35mm換算で90mm相当。マイクロフォーサーズ用と同じクラス)ぐらいなのではないかと。これだと私には足りません。

で、結論。α55(そしてαNEXも…)はマクロ系水中カメラとしては不適格。よって選択肢から外すことにします。

というか、2月の前半にCanon EOS KISS X5なんかが出てなければ、やはりNikon D7000で決まりでしょうね。

カパライ総括

今回のカパライツアーを振り返ってみて。

事前に訊いていた通り、カパライは極上のリゾートでした。気持ちのいい水上コテージ、全食が食べ放題のビュッフェ。しかも毎回のメニューも美味しくて。

クリスマス装飾

ダイビングも充実。結局4日間で15dives(内、ガイド付きは13dives)潜り、追加ダイビングフィーも無し。毎回の機材のセッティングはお任せ。タンクを背負って歩くのもハウスリーフに潜る際に桟橋まで移動するときだけ。その上、海の中の生物相も豊かです。ハウスリーフデすら他所のダイビングリゾートからボートで訪れて潜っていくほど。せっかく羽田・コタキナバル便が就航したことですし、近々ぜひまた行きたいと強く思いました。

でも、注意事項もありますね。差し当たりビギナーを連れて行くのはためらわれます。世界各国からダイバーが終結するかの地でのダイビングスタイルは、ガイドがガイディングしかやらない国際スタンダードスタイル。日本や海外の日本人向けダイビングショップのように残圧を確かめたり、深度に気を配ってくれたりといった面倒は見てくれません。

また、今回は終始濁りが入っていました。総じて透視度10m以下といった感じ。よってちょっとしたきっかけで仲間を見失います。実際、6人 or 8人チーム+ガイドで潜っていて各人が何度かはぐれましたし。

まあ別の時に行けばまたコンディションは違うはずですが、より悪い場合もあるはずなので、やはりビギナーは安易に連れていかれません。いや、ビギナーでも残圧と水深、そしてはぐれたときの対処ができる人なら良いのですが。もしくは面倒見の良いイントラに同行してもらうか。私はマクロ撮りのカメラ派なので、あまり他人のケアはできませんし。まあ、ビギナーの方々はショップ主催のイントラ動向ツアーに参加するのがいいでしょうね。

で、以下は今回のウミウシ特集(抜粋)。

アカフチリュウグウウミウシ

アンナウミウシの仲間?

カグヤヒメウミウシ

イロウミウシの仲間?

ミラーリュウグウウミウシ

知らないウミウシ