私は24年来のMacユーザーです。なにしろクリエイターにとってはWindowsよりも圧倒的に使い勝手がいいので。
一頃のMacはシェアが風前の灯火だったけど、今やWindowsの方が先行きが怪しくなってしまいました。Windows 8なんて進化の方向を間違っていると思うし。 来年のXPのサポート終了を機に「どうせ変える必要があるなら、この際Webベースに」って企業も多いでしょうしね。
さて、Mac使いで良かったと思う点の一つが写真のハンドリング。具体的にはAperture(アパチャー。「絞り」を意味する英語)の存在が素晴らしすぎること。 ApertureはApple製のMac専用ソフトウエアで、Mac App Storeにて¥6,900¥7,800(先日、円安で価格改定された)で販売されています。主な役割は以下の2点。
- 写真の管理
- 写真のレタッチ
基本的にはMacに付いてくるiPhotoというアプリの上位版で、管理する写真はiTunesを通じてiPhoneやiPadに転送できます。
同様のものにAdobeのPhontshop Lightroom(Win/Mac)があるけど、こちらはAmazonからのダウンロード版が16,800円。しかも、流通在庫を除けばパッケージ販売がなくなりCreative Cloudの会費制になりました。Adobe CS3以上の保有者は月々1,000円、年間契約で2,200円、月単位の契約だと3,200円です。高けーよ。
で、Apertureでも写真に関する一通りのレタッチができます。我々ダイバーが使う頻度が高いのが以下の機能かと。
- RAW現像
- トリミング
- レベル補正
- ホワイトバランスの調整
- 明るさ調整
- ゴミ取り
中でもレベル補正は強烈です。たとえばこの写真。
![レンベのへアリーフロッグフィッシュ レンベの現像直後のRAWファイル](https://personal.frogfish.jp/wp-content/uploads/2013/09/D7K_9881-1.jpg)
こういうくすんだ写真がボタンクリックひとつでこうなります。
![レンベのへアリーフロッグフィッシュ 色補正後のRAWファイル](https://personal.frogfish.jp/wp-content/uploads/2013/09/D7K_9881-2.jpg)
時には派手目な調整になりがちだけど、手作業では色を回復させるより落ち着かせる方が簡単です。 ホワイトバランスの調整も、画面の中で白の部分を探してクリックするだけ。いやあ、楽ちん楽ちん。
ひょっとしたら他のアプリでも同じ手順なのかも知れないけど、安価なApple純正アプリって点もポイント高いです。