先日、ONE PIECEの72巻が発売されたので70巻のときに続いて1巻飛ばしで考察を少々。
以下、既刊の単行本だけを元に書いているので中には連載ではすでに答えが出ていて私の推測とは違ってたりするかもしれませんが、その辺りはご容赦くださいな。
まあ多分に作者のさじ加減一つだし、予想が外れて展開してくれた方が私は楽しめます。
■ ドフラミンゴの七武海脱退は誤報
てっきり脱退して朝刊が出た後に再加入したのかと思っていたら、もっとえげつないやり方でしたね。誤報を出させたとは。
そして本巻ではどうやらドフラミンゴが天竜人と通じていることが匂わされました。頂上戦争後のゲッコー・モリヤ討伐も海軍元帥よりも上からの勅命を受けていたので、やはり天竜人の血筋なのかな。ドフラミンゴとトンタッタ族の因縁も「約900年前の歴史の中にある」とのことだし。
■ 藤虎の能力は?
前巻で初登場した新海軍大将は世界徴兵にて特任されたスカウト組とのこと。「サカさん」はサカズキ元帥のことでしょうね。
さて彼の能力は、前巻ではカジノでチンピラを床に出現させた大穴に落とし、今度は隕石を降らせました。「地獄に落ちて貰いやすんで」と言ってたことから地獄を出現させる能力かな。「ほんの…腕試しで」だそうだから他にもレパートリーはあると。
もしそうだとしたらジゴジゴの実?ゴクゴクの実?いや、ヘルヘルの実だな。
■ 緑牛のモデルは誰になる?
藤虎の姿は座頭市そのものの勝新太郎でした。海軍大将は実在の俳優さんがモデルになっているので、まだ見ぬ新大将の緑牛も誰かに似せた外見になるものと思われます。さて誰だろう。牛だから大柄な俳優さんかな。ちょっと見当がつかないなぁ。
■ 忘れた者達と忘れられた者達
オモチャ達はとある能力者によって姿を変えられた人間だと解りました。でも他者はオモチャになった身内を忘れています。ってことはオモチャに変える能力者の他にも忘却系の能力者もいるのでしょうかね。レテレテの実かな。
■ SMILの製造方法
SMIL工場の在り処は誰もが思ったであろうコロシアムの地下でした。上のバトル会場のルフィもいずれ工場破壊の現場に傾れ込むんでしょうね。
さて、小人族はグリーンビットであらゆる植物を育てていました。SMIL、つまり人造悪魔の実の製造には彼らの栽培育成技術が使われているのでしょう。なるほどなるほど。
以前、パンクハザードではスマイリーがシノクニになる過程でリンゴが悪魔の実に変化する様子が描かれていました。あの当時は唐突で不可解な印象だったけど、そういうことなのかな。つまり果実がSADガスの毒気に当てられると悪魔の実に変化するので、それに適した「悪魔の実の素の実がなる木」を姫を捕らわれた小人族が育てさせられていると。
■ クザンの身の振り方
黒ひげティーチとジーザス・バージェスとのでんでん虫での会話、「それを言うならシリュウもそうだろ?」「青キジなんざ信用できねぇ」ってことは、青キジも黒ひげ海賊団入り?
■ ゴムゴムの雷将象銃
ゴムゴムの雷将象銃(トールエレファントガン)なるパンチ技が出ました。どうにかして雷をまとわせた分、強烈って設定なのでしょうか。
ちなみに雷将トールってのはアベンジャーズにも出てくるマイティ・ソーのことですね。
■ チンジャオファミリーとバルトロメオ
頭を錐状に戻してもらったチンジャオはこの先の戦いでルフィの盾になってくれそう。
同じくバルトロメオは舎弟っぽく加担するのかな。かつてのデュバルみたいに。
■ 剣闘士リッキー
治療を拒み地下に消えていったリッキー。彼はたぶんキュロスですよね。裸の銅像のおっさんの。
昔の英雄である彼は、ドフラミンゴに国を奪われる前の歴史で印象的な役割を果たしているものと思われます。
■ 剣闘士レベッカ
レベッカは国中の恨みを買った先代国王の孫とのことでした。ならば祖父王がドフラミンゴに国を乗っ取られ、本当は善良だったのに汚名を着せられたっていう回想があるのでしょうね。
ほんでもって17歳で海に出てからのルフィの過去の冒険は、ほぼ例外なく人助けの連続なわけだから、今回も善き大人間と小人の国をドフラミンゴから奪い返し、ついでに強制労働の小人族とカンジューローも救い出すって展開になるはずです。
レベッカが第4試合に勝ち残るかは怪しいけど、 先々、彼女がルフィからメラメラの実を貰うんじゃないかと。いや、何となく。