elgato EyeTV HDを買いました。テレビ番組のリッピング用です。
EyeTV HDはMac用のビデオキャプチャ装置。22,800円とお手ごろです。欧米ではMacユーザーのマストアイテムなのだと。Apple Store(US)でも売ってます。 日本での唯一の販売店らしき秋葉館の製品説明には
海外並行輸入品の為、マニュアルやソフト等全て英語となります。
とあります。確かに印刷物はそうですが、インストールしてみるとアプリもマニュアルも既に日本語化されていました。
装置本体は電源要らず。付属のUSBケーブルでMac本体またはUSBハブ(電源アダプタ付き)に繋げば動きます。
映像入力は今風にコンポーネント(緑・青・赤。据え置きゲーム機などでよく使われている)ですが、付属の変換ケーブルを使えばコンポジット(黄色またはS-Video)を接続できます。その場合、画質は少々落ちるけど、まあ良いでしょう。
また、赤外線のケーブルも付属していて、こちらを使うと付属の専用アプリからセットトップボックスのチャンネル切り替えができます。iEPGにも対応しているので、Mac上で所定の番組表から番組をクリックすれば予約完了。録画の時刻になるとEyeTV HDがチャンネル変更の信号を出して録画するようです。
私はリビングのJ:COMセットトップボックスとMacが離れていて接続が面倒なのでまだ試していません。セットトップボックス向けのチャンネル信号を一つ一つ覚え込ませる必要もあるようだし。3桁のチャンネル信号も出せるのかな?
録画の方法(番組表からの予約録画以外)は直ぐに把握できました。どうやらiPhoneやiPadといったデバイス向けに録画するのではなく、ひとまずネイティブファイルに高品質で録画した上で、必要に応じて目当てのデバイス向けに最適化して出力させる方式のようです。解像度は入力先の装置によって変わるらしく、私の環境では720 x 480pix固定、2時間の録画が3.4GBほどのサイズになります。
番組の前後やCMのカットはEyeTV HDのアプリ内でもできる他、.movファイルに書き出してQuickTime 7 Proなどで編集しても良いでしょう。 録画の品質もまずまず。私はコンポジットで繋いでいますが、DVD経由の頃には必須だった画像安定化装置が不要(EyeTV HDはコピーガード信号を無視するらしい)になったことで、画像へのノイズの乗り具合が減った気がします。
それでもグラデーションのかかった風景などでは、白いカーテンがはためくようなノイズがうっすらと見えますが…。
これまで手持ちの機械だけでリーズナブルにと東芝のハイビジョンレコーダーを利用してきたものの、DVD-RWの媒介が不要になり、一連の作業がずいぶん楽になりました。2時間以上の番組も解像度を維持したまま一気に録れるし。
22,800円の追加出費にはなったけど、これだったらハイビジョンレコーダー、もっと早く壊れてくれても良かったなぁ…。
elgato EyeTV HD、まだ録画環境をお持ちでないMacユーザーにはお薦めです。アフィリエイトとして広告を貼れないのが残念だけど。