ダイビングリゾート評(ボルネオダイバーズ・マブールリゾート編)

今回利用したBorneo Divers Mabul Resort(ボルネオダイバーズ・マブールリゾート)のリポートと個人的な感想を。

まずは客室。このような戸建てが10戸ぐらいありました。私が泊まったのは117号室。118号室と隣り合わせです。

客室の戸建て

客室の戸口

室内はこんな感じ。

117号室の室内

他にもツインベッドの部屋もあるようですが私が割り当てられたのはキングサイズベッドの部屋。カップルで行くのなければ不自由極まりないので、その場合はエクストラベッドを入れてもらうことになります。

男性二人での利用だったのにキングサイズベッドの部屋が割り当てられたのは、現地で女性一人と部屋をチェンジしたので、おそらくそのため。リゾートが無配慮だったわけではありません。多分。

部屋にテレビや冷蔵庫はなく、テーブルに500mlのペットボトルの水が6本置かれていて、飲んだ分はベッドメイキングの際に補充されます。その前にボトルが空になれば食堂フロアで補充することも可能です。

シャワーは温水が常に安定していました。トイレが流れないということもありません。客室はある一点(後述)を除けばおおむね快適に過ごせるかと思います。

食事は毎回ビュッフェ(帰国日のお昼前の軽食以外)。品数もまずまず。どれもそこそこ美味しいのですが油っこいものが多い印象です。自分の好み的には去年のカパライの方が上だったかな。

食事の一例

面白かったのが食堂フロアには1~2匹の犬猫が出入りする点。犬は遠慮がちでフロアの端っこまでしか来ませんが、猫の方は実に堂々としています。ただし触られるのは嫌いらしく犬と違って人の手から食べ物を食べることはありません。

また、食堂のすぐ外にはミズオオトカゲがやってきます。連中の習性からして不用意に触ろうとすると尻尾でこっぴどくぶたれるでしょう。

ミズオオトカゲ
皆「ドラゴン」と呼んでいましたが正確には「モニター」ですね。 和名ミズオオトカゲ、英名ウオーターモニター

食堂フロアの隣にはイベントフロアがあり、通信速度はかなり遅いもののWi-Fiが開放されています。Windows PC(Windows XP)も2台設置されています。キーボードは英語配列、日本語入力ができる状態なのかは確かめませんでした。もちろん日本語サイトの表示は可能です。

ダイビング関連の施設が集中しているダイビングセンターは島から50mぐらいの沖合いに建っていて、毎回橋を渡って行くことになります。ちょっと厄介なのがダイビングセンターにはトイレがないこと。海で済ませるか部屋にもどるしかありません。それと島からけっこうな距離があるので私のように重たいカメラセットを持って部屋と往復する人は、なるべく海に近い部屋をリクエストした方が良いかもしれません(ダイブセンターには鍵付きのカメラルームもありますが)。

ダイブセンター
海に突き出たダイブセンター
マブール島
ダイブセンターから見たマブール島
お隣さんのシパダンウォーターヴィレッジ
お隣さんのシパダンウォーターヴィレッジ
お隣さんのシーベンチャー
同じくお隣さんのシーベンチャー。元採掘施設のダイビング基地。 ダイバーはリフトで降りてボートに乗り込みます

ダイビングスケジュール的には到着日に2本のガイドありダイブ、シパダン行きの日は4ガイドダイブ(昼食と休憩もシパダン島)、シパダンに行かない日はガイドダイブ3本というのが基本です。

※ 上記は羽田⇄コタキナバル便が就航していた頃の情報です。

サンセットセルフダイブは17:30〜となっていますが、もっと早い時間でもいいようです。ニシキテグリは17:00ぐらいに潜らないと見られないようですし。 それからガイドのダイブマスターに頼むとナイトダイビングをガイドしてくれます。料金は1グループあたり$150とのことです。

そしてボルネオダイバーズ・マブールリゾートを利用して最も痛感したのは虫よけ対策が極めて重要であること。無造作にベッドに寝ていると体のどこかしらにチクっとくることがあり、見ると体長2mmくらいの赤茶色の蟻がいたりします。そして噛まれた箇所は1~2センチの楕円状に腫れてきて次第に痒みをともないます。たまたま私のベッドだけかと思いきや一緒に潜った女性客(私とは真逆の位置の部屋に泊まっていた)もビキニの背中に20箇所ぐらいの虫食い跡を作ってたのでリゾート全般にいえることなのでしょう。腫れは何日も引きません。南国に虫は付き物とはいえ、これは何とかした方がいいですね。

でも蚊取り線香の類いは蟻には効かなそう。未開拓地でのイモトアヤコのようにベッドにビニール袋を敷いて寝るのもちょっと…。ガス式の虫除けスプレーは飛行機への持ち込みがアウト。運が悪いとスーツケースをこじ開けられて没収されかねません。

ということでポンプタイプの防虫剤を持ち込むのが良いでしょうね。

 
サラテクト マイルドミスト 200ml

もしくはベッドに噴霧するのではなく自身に塗るタイプにするか。

 
サラテクト ウォータージェルタイプ 200g

これらがあの蟻にも有効かは解りませんが、効くと仮定した場合、あるとないのとではリゾートでの快適さが格段に違ってきそうです。

ちなみに去年利用したカパライは水上コテージで陸地がないため虫にさいなまれることもありませんでした。