今週末の連休でまたマクタンの海に出向くことになりました。でも、Seatool製ハウジングに装着するレンズアダプタは紛失したまま出てきません。ならば新たなアダプタが必要です。
最初に考えたのはアダプタの買い直し。でも14,800円もしますし、無くしたやつが出てきたら悲しいので却下。
次に考えたのは市販のステップアップリング(62mm→67mm)をハウジングのレンズポート先端に接着する方法。接着にはこちらを使います。
このクイックスチールというエポキシパテは練って自由に整形でき、耐水性にも優れ、乾くと鉄並みに固くなるという優れもの。出来上がりはこんな感じ(↓)になります。
写真はこの春まで使っていたPowerShot G9用ハウジングの改造例です。見てくれは不細工ですがバッチリ使えます。
余談ですがCanonの純正ハウジングにはいまだに67mmのネジ径が切られていないばかりか、アクセサリシューすら付いていないのですよね。ユーザが写真を撮る際の楽しみ方に制限を加えるという、老舗カメラメーカーにはあるまじき設計ミスの放置だと思います。
で、またこの改造を施そうかとも考えたのですが、拙いことにHX5Vのハウジングに67mmへのステップアップリングを付けると四隅がケラレるのですよね。ひとたび改造すると常時1.3倍以上のズームが前提となるため、ちょっと気が引けます。ちなみに先のPowerShot G9用改造ハウジングはワイド端でも一切ケラレません。まあ、画角の差なのでしょう。よって、この方法も却下。
そこで第三の手段はINONのM67レンズアームを使うというもの。結局、この方法に落ち着きました。これならハウジングを改造する必要もなく、先々別のカメラセットに買い替えたときにも流用できますので。
アームから分岐させるためのトリプルクランプは持っていたので、M67レンズアームとアームSSボディを購入。
結果、このようなセットが組み上がりました。
クランプをきつく締めれば固定できるので、左手で岩を掴んで撮影する技が復活しますね。また、ワイド撮影時はアダプタごとレンズポートの前からどかすことも可能です。
使い勝手は実際に水中で試してみないとわかりませんが、Seatoolの改造レンズアダプタなどは買わずに最初からこの方法にすれば良かったかも…。