知り合いの女子大生(海洋哺乳類の獣医志望)が体験実習に臨むということで、お義理の挨拶がてらカメラ練習を兼ねて八景島シーパラダイスに行ってきました。
で、改めて実感したのは水族館はたいして水中写真の練習にはならないということ。例えば海では考えられないほど近くに寄れるガーデンイールなんぞを撮ろうと思っても、アクリル水槽の反射やら不自然なライティングが邪魔をしてくれます。フラッシュも原則禁止ですし、何と言うか海の中とは条件が違いすぎて、HX5Vの設定をどういじってもいかにも「水族館の水槽の写真」にしかなりません。まあ、わかってはいたのですが。
ならば、練習の場は海の動物ショー。動きがある被写体を狙う場合の練習ですね。シーパラダイスのステージ用プールは4Fにあるため水深が浅いのか、イルカのジャンプも低いので初心者向けかも知れません。
とは言え今年の春モデルのCyber-shot HX5Vでもやっぱりシャッターが切れるまでに微妙な間があるので、イルカがボールをはたく瞬間を撮りたいときなどは少し早めにシャッターボタンを押す必要があります(あ、連射機能を試してみれば良かった。水中ではまともに使えませんが…)。クマノミなど落ち着かない魚を撮る時に必要なテクニックでしょうか。まあ、まずまずです。
また、イルカショーは動画撮影の練習にもうってつけですね。液晶画面を睨みながらジャンプするイルカを画面の中心に収めようとするなら、泳ぎからコースやジャンプ地点を予想して、その頂点が上に見切れない程度のズーム倍率と画角で待ちかまえることになります。こちらも、まずまずといった感じに撮れたかと(上のムービー)。
ああ、ぜひとも海中か海上でカメラを持っているときに遊び好きのイルカに遇ってみたいものです。