先日のシパダンでは仲間から借りたSONYのアクションカムHDR-AS15で動画撮影を試みたものの見事に失敗。動画が一切映っていませんでした。せっかくギンガメアジやバラクーダ、バッファローフィッシュ、そしてアケボノハゼにしても15cmぐらいまで寄って撮ったはずなのに…。
シパダンのとあるダイブサイトにはアケボノハゼがわんさかいる穴がありました。水深24m地点とお手ごろだしレンズ端15cmぐらいまで近寄れます。シパダンにマクロ目当てに行く人はまずいないけど、次回は105mmマクロの一眼カメラセットを持っていくと決めました。
SONYのアクションカム、水中ハウジングに入れてしまうと録画ボタンを押すだけのシンプル設計ですが、だからこそかえって私には使いこなすのが難しいみたい。あれこれ設定をいじりたい性分だけど正解値に辿り着いたか解らないので。液晶モニタさえあれば設定や撮影時の状況が把握できる上、カメラ単体でプレビューも見られるのでテスト撮りの確認ができるのに。
そう、アクションカムの最大の難点は単体でプレビューが見られないこと。撮った動画を確認するにはパソコンかスマホ・タブレットに転送しなければならないし、SDカードリーダーやWi-Fi環境を揃えたとしても水中や沖ではどうにもなりません。プレビューさえ見られれば、先のシパダンでも2本目からはちゃんと撮影できたはずです。
HDR-AS15には別売りアクセサリとしてLCDモニタがあるものの、残念ながら水中ハウジングに入らないのでダイビングには使えません。いかにもSONYっぽい商品展開です。
SONY製品ってスペック面では高性能だけど、肝心なところが何か足りないことが多いんだよな。操作性面も親切ではないし。
実際にHDR-AS15を使うまではどれでも大して不満も感じないかと思っていたけど、今では断然GoProが良さげに思えてきました。
例えばGoPro用の別り売りLCD BacPacは本体背面に装着して水中ハウジングに入れられます。LCDを装着するとカメラの厚みが増すので、その場合用の水中ハウジングが同梱されてい るのですよね。しかも対応水深が60m(カメラに同梱されているハウジングは40m)に上がります。
いわゆるアクションカムは各社から何機種も発売されているけど、GoProはアクセサリー類の数が群を抜いて充実しているのですよね。
天下のSONYもけっこう食い下がってはいるものの、しょせんアクションカムは巨大企業の膨大な商品の一つ。専業のGoProとの取り組み度合いの開きは大きいようです。