この春先、えらく円安が進んだため一応作っておくことにしたMenoyT Globalカード。私がよく行くマクタン島でも使えるかと先月調べてきたものの、結論は「厳しい」でした。
MenoyT Globalカードは、所定の銀行口座に円を振り込んでおくと海外で現地通貨を下ろせるJTBのサービス。普通の両替所よりもレートがいいという触れ込みです。
まずは「VISA」または「PLUS」と書かれたATMの有無ですが、マクタン空港の出口の外、ツアーガイドがプラカードを持って客待ちしている場所の壁に剥き出し状態のものを1台見かけました。でも人ごみの中で無防備な状態でATMを操作するのはちょっと…。
そして馴染みのダイビングショップがあるマリバゴ地区には、どこにもATMはありませんでした。唯一「ひょっとしたら…」と期待をかけていたセーブモアというスーパーマーケット(昨年秋にオープン)の中にもなくて。まあ、途上国の田舎町だからなぁ。
もちろんマクタン島の商業地区に行けば銀行系のATMがあるものの、夕方だとマリバゴ地区から車で片道30分ぐらい掛かるし、わざわざ車代を出して下ろしに行くのも。
しかも、あちらでは稀に「銀行に現金がない」という信じがたい理由でATMからお金が引き出せないこともあるそうな。
かといって商業地区の近くに宿を取るとダイビングのピックアップ時刻が早まってしまいます。それはそれで不便です。 てなわけでマクタン島にダイビングに行く場合はMenoyT Globalカードの利用はあまり現実的ではないようです。今のところ少々レートが悪くとも近くの換金所で両替した方が有利だわ。
フィリピンは順調に経済発展していますが、ATMが田舎町に普及するのはまだまだ先ですね。
もっと言うと、私が行きそうな海外はダイビングリゾートに限られ、どこも似たり寄ったりだろうから、MenoyT Globalカードは一旦解約しましょうかね。
このblogが公開される頃にはシンガポールにいます。空港には立派なATMがあるはずだけど、今回の行き先はマナド。必要なのはシンガポール・ドル/セントではなくインドネシア・ルピアだからなぁ…。 かといってマナドの空港はちっぽけな地方空港だろうし、ATMには期待できないかも。