リロアン・マリンビレッジは気が利くスタッフ揃いで美味しい食事(ブッフェ)が出てくる、とても感じのいいダイビングリゾートなのですが、一点だけ改善を望みたいことがあります。それは遠征用ボートでのエントリ。
リロアンの周辺で潜るときは簡素な小船でポイントまで移動するのですが、バリカサグやアポなど遠くに遠征する際にはバンカーボートを利用します。正面から見るとヤジロベエの形をしたフィリピン特有のあれですね。
マリンビレッジのバンカーボートでのエントリ方法は以下の通り。
- 中央の深くなっているところでフィンを履き、BCを背負う
- 30cmぐらいのステップを1段登り、ラダーの近くまで歩いて移動
- ジャイアントエントリ
一連の動作の中で、フィンを履いた状態で1段ステップを登り、数歩といえど歩くというのが難関。ボートが揺れようものなら転べと言わんばかりです。案の定、私も機材を背負って1回コケました。
ちなみに私がよく利用するマクタンのショップでも同じタイプのボートを使っているものの、エントリ方法はもっと洗練されています。
具体的な手順はこんな感じ。
- 先端の船べりに座ってフィンを履く
- ボートスタッフがBCを持ってくるので、座ったまま着る
- お尻を少し浮かせて足からエントリ(電車で座っていて隣に席をずれるような感じ)
これなら揺れるボートの上でフィンとBCを身に付けて段を上がったり歩くこともなく、ただただBCを着せてもらって潜るだけです。体力を使わない楽ちんさもさることながら、安全面でも格段に優れています。これ以上に理に適ったボートエントリを私は知りません。
というわけで今度マリンビレッジのスタッフと話す機会があったら同じようにできないかと掛け合ってみましょうかね。前方の船べりの柵を取り払えば可能だと思うので。