新しいiPhoneが発表されました。総じて噂通りでしたね。特に不満もないので早々に予約します。唯一、MacのiTunesとのシンクにはOS X 10.8(Mountain Lion)以降が必要となっているのが気掛かりですが…(まだ、より動作が安定しているOS X 7 Lionを使っているので)。
4インチRetinaディスプレイの解像度は1,136 x 640ピクセル。これまでのiPhone・iPod touchともiPadともアスペクト比が違うので、私の仕事(UDデザイン)は増えてしまいますね。
iPhoneを取り扱わないdocomoは市場で苦戦を強いられています(嘘つき日経新聞の飛ばし記事はやっぱりガセだったわけだ)。もっともAppleの要求は容易に呑めるものではないようで。
例えば「販売するスマートフォンの過半数をiPhoneにせよ」というノルマがあるのだとか。本当かどうかは知りませんが。
また、docomoの社員から私が直接聞いた話では「国内メーカーとの関係が深いのでiPhoneの販売には乗り出せない」とのことでした。そこは電電公社の流れを汲むdocomoです。さもありなん。
ただし、私は向こう1年以内には条件が整うと見ています。
現在、docomoにケータイを提供している国内メーカーは以下の通り(順不同)。
- シャープ
- 富士通
- パナソニック モバイルコミュニケーションズ
- NECカシオモバイルコミュニケーションズ
- ソニーモバイルコミュニケーションズ
そう、ここにきて大規模リストラを発表した会社の名前がズラリと並んでいます。
特にシャープは鴻海に揺さぶられまくりの八方ふさがり(組めば美味しいところだけ持って行かれるけど、組まなければ生存も難しい状況)だし、NECカシオは今春、最後の挑戦とばかりに確かタイ市場に打って出たはずですが、実を結んだという話は聞かれませんよね。その他もスマートフォンでは決して大成功はしていないはずです。
ならば、いつどこがとは言わないけど、遠からず撤退する企業がチラホラ出てきても不思議はないわけです。
そうして国内メーカーが2〜3社に絞られれば、「半数がiPhone」も現実的になるので、docomoもいよいよiPhoneの販売に乗り出せましょう。
国内メーカーが傷んだ結果でそうなるというのは寂しい話ですが、もはやテレビ、ケータイ、パソコンは国内メーカーが作るべき製品ではないと思います。