DEMA Show 2011にてNauticamが水中ハウジングの新製品NA-D7000Vを展示していたようです。よもやNikon D7000用のハウジングを新たに投入してこようとは。これが予告されてた「三つの新製品」のうちの一つですかね。
Dive Photo Guideから転載
私も愛用している前作NA-D7000ハウジングとの違いは以下の通り。
- 十時ボタンの真ん中とInfoボタンが黒→赤
- 十時ボタンと録画開始ボタンの位置変更
- ブラケットの搭載
- メインコマンドダイヤルの位置
- HDMIケーブル対応
まず、ボタンの色や位置はどうでもいいです。ブラケットの搭載も同様。そうまでしてハウジングとハンドルを固定しなくても撮影には差し支えなさそうなので。 でも、メインコマンドダイヤルの位置変更は羨ましいかな。NA-D7000は背面側についていたので右手親指は回転運動を強いられたのですが、D7000Vでは上面になったので親指を左右に動かすだけで操作できます。つまりカメラ本体のメインコマンドダイヤルと同じです。最初からこうしてくれてたら良かったのに。
そして何といってもHDMIケーブル対応が目玉。要するにより大型かつ高精細な外付けモニタを繋いでNikon D7000をフルHDの水中ビデオカメラとして使おうという狙いですね。こんな感じ(↓)で外部モニタと接続するのでしょう。
なるほど私のD7000用や他のNauticam製ハウジングにも謎のボルト箇所があるのですが、始めからこういう使い方を想定していたのですね。さすがだ。 確かに一眼レフでの動画撮影は昨今のトレンド。先日はCanonから「4K一眼レフビデオカメラ」とでも呼ぶべき新機軸の製品が発表されましたし。 もっとも私のD7000は105mmマイクロレンズ仕様にしてあるのでとても動画を撮る気にはならないのですが(三脚でも使わないと手ブレが増幅されるはずなので)、なるほどプロならそもそも撮影技術が高い上、海中に三脚を立てるのもありでしょう。もちろんワイド系のビデオ撮影にも十分使えそうです。
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DEMA Showのリポートへのリンクを以下に張っておきます。