PanasonicのLUMIX DMC-G3、同GF3に続き、Olympusからもマイクロフォーサーズの第3世代機であるPEN EP-3、EPL-3、そしてPEN mini E-PM1が発表されました。
先週のPENTAX Qに続き、これまた「世界最速AF」をうたっているものの、下位2機種は秋の発売だそうで。
Olympusの良いところは何といっても目ぼしい機種に純正の水中ハウジング(水中プロテクター)を用意している点。今回はその秋発売のPEN Lite(EPL-3)用とPEN mini(E-PM1)用が発売されるようです。
この通りまだ画像の段階のですが、注目すべきなのはレンズポートの周りに4個のLEDライトを配置していること。マクロ派フォトダイバーの多くが夢見ていた機構がいよいよ実現します。
現時点ではLEDの光量が解らないものの、接写可能な被写体(ウミウシ、ダンゴウオ、カエルアンコウなど)は外部ストロボ無しでも明るく撮れるように仕上げてくるでしょう。しかも影を作らずに。
これまでは内蔵ストロボ光のみで撮影しようにもレンズポートに蹴られるため、どうしてもワーキングディスタンスを取り、外部ストロボを炊いて撮る必要がありましたが、クローズアップレンズを用いてかなり接写できるようになるかもしれません。
加えて、今回はワイドを捨てたようにも見えます。他のメーカーのハウジングはレンズに合わせてレンズポートも取り換える仕様ですが、Olympusはレンズポート一体型。そして前モデルPEL Lite 2用ハウジングは大口径レンズポートを採用していました。クローズアップレンズはポートに被せるタイプのアダプターを介して接続する方式です。
対して新モデル用は絵を見る限り、レンズポートの赤い箇所に67mmのネジ径が切ってあり直接クローズアップレンズを取り付けられる仕様に思えます。だとするとズームレンズを使った際はワイド端側では画角の四隅がケラレるかもしれません。でも、LEDを搭載したことでも解るように、このハウジングはマクロ指向なのは明らか。
使い勝手、ON/OFFのギミック、LEDの光量と電源、そしてこれで撮ったマクロ写真の出来栄えが気になるところです。