米国のLytroって会社が年内にもライトフィールドカメラ(Light Field Camera)なるものを発売するそうな。
あちこちで紹介されたので詳しい説明は譲りますが、要は「後からフォーカス位置を変えられる写真が撮れる」ということらしいです。
サイトのサンプルで試した限り、1枚の写真からこんな感じのバリエーションが得られます。
どちらも元の写真に対して手前、中間、奥の被写体にピントを合わせてみました。なかなかいい感じです。今の世の中にこんなに凄いテクノロジーが存在し、しかも市販まであと一歩という状況だとは知りませんでした。
当然ながらライティングと手ブレまではケアしてくれないにしても、ピント合わせの問題から開放されるなら実に画期的ですよね。特に水中ではNikonのD7000(最新の位相差ロジックを搭載しているはずですが)でもかなりフォーカシングに迷うことがありますし。
どうやら資本には困っていないようなので、この時期にこの情報が流れたということは製品化に目処が付きつつあるといったところなのかな。Lytro社によるとカメラを一般消費者にも手の届く価格で売りたいそうなので、高くても数千ドルってところでしょうか。自身が買えるかどうかはともかく、その時が楽しみです。