私はマクタン島では毎回泊まるホテルを変えているのですが、今回はレアなコンチキリゾートを選びました。なにしろレギュレータ回収の旅です。そして行きつけのダイビングショップはコンチキリゾートのエリア内に併設されていて、歩いて30秒の距離。もう何を忘れてもOK。すぐに取りに行かれます。
でもホテルとしてのコンチキリゾートにはカルチャーショックを受けますね。まず到着日の19時ごろにチェックインしようとしたらフロントが無人状態。こちらのホテルが初めてだったツアーガイドがおろおろしているところ、ダイビングショップの女性スタッフが来てフロントスタッフを呼んできてくれました。
次にお部屋。スタンダードルームは平屋作りでちょっとリゾートホテルらしからぬ建物の一室。
割り当てられた3号室の内装は4m x 3mぐらいの板張りの部屋にダブルベッド(一人利用なので)とエアコン、テーブル、ロッカー、読書灯だけの質素な作り。
バスルームにはバスタブがないものの、お湯はしっかり出ます。トイレの排水もしっかりしていたので意外に快適に過ごせる感じです。
聞いた話だとデラックスルームの方にはテレビや冷蔵庫、バスタブがついているそうですが、旅先でそれらを必要としない私にとってはスタンダードで十分でした。
次に朝食メニュー。離れのこぢんまりしたレストランにて。よく解らないのでメニューの一番上に書かれていた「Continental Breakfast」を頼むと出てきたのがこちら。
寂しい…。ビュッフェなら私はこの5倍は食べますので。ま、130ペソ(約260円)だそうですから、ホテルだとこんなもんか。ちなみに黄色い液体はマンゴーシェイクでした。
で、次の日はもっとボリュームのあるものを食べようと思い、頼んだのが「German Breakfast」と「Scrambled eggs & Bacon」。
でも切らしてたのでしょうか、目玉焼きの横には期待したソーセージではなくベーコンが盛られていて(右のお皿)、おかげでベーコンばっかりの朝食になってしまいました。いいんですけどね。
そして何とものどかなのがチェックアウトのシステム。帰国前日の夕方、敷地内を歩いているとフロントから「Excuse me Sir」と呼び止められ、「外に飯食いに行くのか?ならば何時に戻ってくる?」という問いかけ。私が怪訝に思っていると、どうやら精算してくれということらしかったので、その場で朝食x2の計400ペソを払いました。
で、翌朝5:00のピックアップ時。またもやフロントは無人状態。なるほど、前夜の内に精算を済ませたので翌日の早朝勤務がなくなったのでしょう。おまけに門のガードマンも不在。さすがのフィリピン人ツアーガイドもこれらには驚いていました。
セブ、マクタン島のリゾートホテルには我々日本人が考える国際水準にあれこれ及ばないところも多いのですが、このコンチキリゾートのユニークさは群を抜いていますね。そのルーズなルールも把握できたので、いつかまた利用しようかな。