多くのダイバーにとって悩ましいのが飛行機に預ける荷物の重量制限。例えば私がよく利用するフィリピン航空は一人20Kgまでです(有料のスポーツプラスに入会すれば緩和され流けど)。
成田発の往路は寛容でも外国からの復路は厳格というパターンは多々あります。一般的な機材一式は15Kg前後だろうから、プロテックス(8.4Kg)あたりを利用していれば簡単にオーバーしますね。超過料金を払うのもシャクなので、BCDをはおりレギュレータを首に巻いて「これはファッションだ」と言い張ってシートに座る…というのは昔先輩ダイバーから聞かされたジョーク。でも機材一式はなるべく軽くしたいところです。
と言うことで数年前、まずオクトパスを外しました。私のインフレータにはAir2を付けてあるので、他者がエア切れになった場合はレギューレータの方を渡し、自身はAir2から空気を吸うことになります。
次にゲージ。私が最初に買ったのはコンパス&残圧計&ダイブコンピュータが付いた大きめのもの。今でこそダイコンはリストタイプが当たり前だけど、私が潜り始めた93年頃はゲージのゴムカバー内に埋まっていたりしたものです。で、数年前、使っていたダイコンの電池が切れたのを機にゲージを残圧計のみのものに替えました。
購入に当ってはサイズが小さく見栄えが好みに合うものを探したところ、Cressi-SubのMini Pressure Gaugeを発見。
ただし、その時点では日本国内で流通していなかったので米国の販売店から個人輸入。貧乏性な私は時々この買い方をします。なにしろダイビング機材はアメリカで買うとけっこう安かったりするので。ちなみにこのときのMini Pressure Gauge(Mini SPG)は$74.99でした。
そして後日、届いた残圧計を見てびっくり。目盛りの数字に3000やら4000など見慣れない数字が…。
どうやらPSI(立法インチ)という単位らしいのです。なるほど米国ではそれが当たり前なのでしょう。少し面食らったものの、違うのは単位だけなので気にせず使うことにしました。大まかに言うと3000psiが約200barなので1500psiが100bar、そして1000が70に相当。針がレッドゾーンに差し掛かれば50未満で要注意。これくらいが判断できれば事足ります。
なお、Mini Pressure Gauge(bar仕様)は後日、日本でも発売が開始されました。
オクトパスとゲージで合計1Kgぐらい軽くなったかな。意外に微々たる軽量化でした…。
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